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title: 'ブランデーの種類と定義〜産地と原料で異なる味わいと特徴〜'
description: 'ブランデーの種類をコニャック・アルマニャック・カルヴァドス・グラッパ・マール・ピスコの6種にわけて解説します。ぶどうやりんごなど原料や産地ごとの違い、それぞれの味わいや特徴がわかり、自分に合った一本を選べるようになります。'
url: 'https://sakepo.com/columns/brandy-types-guide'
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# ブランデーの種類と定義〜産地と原料で異なる味わいと特徴〜

> この記事では、ブランデーの種類について解説します。ブランデーは果実を原料にした蒸留酒で、ぶどうから造るコニャックやアルマニャック・ピスコ、りんごから造るカルヴァドス、ぶどうの搾りかすから造るグラッパ・マールなど、産地と原料で6つの種類にわかれます。それぞれの定義と特徴を知れば、自分好みの一本を選べるようになるはずです。

## ブランデーは果実から造る蒸留酒

ブランデーは果実を原料として発酵させたあと、蒸溜して造るお酒の総称です。語源はオランダ語の「brandewijn（焼いたワイン）」で、もともとはワインを蒸溜して得られる液体を指していました。現在では、ぶどう以外の果実から造る蒸溜酒もブランデーに含まれています。

使われる果実はぶどうが中心ですが、りんごや洋梨、ワイン製造で出るぶどうの搾りかすも原料になります。いずれの場合も、果実が持つ糖分をアルコールに変換し、蒸溜によって香気成分を濃縮する点は共通しています。産地ごとに法律や地域規定で製法が細かく定められており、同じ原料でも産地や製法の違いで異なる種類に分類されます。

## ブランデーは原料で3つに分かれる

ブランデーは原料の違いで大きく3つに分類されます。

グレープブランデーは、ぶどうの果汁を発酵させたワインを蒸溜して造るブランデーです。単に「ブランデー」と言う場合はこのタイプを指すのが一般的で、もっとも広く流通しています。

フルーツブランデーは、ぶどう以外の果実を原料とするブランデーの総称です。フランス語では「オードヴィー・ド・フリュイ」とも呼ばれ、りんごやさくらんぼ、洋梨など、ヨーロッパ各地で多様な果実から造られています。

ポマースブランデー（粕取りブランデー）は、ワイン製造で残るぶどうの搾りかす（ポマース）を原料とするブランデーです。ワイン産地で副産物を無駄にしない知恵から生まれた伝統的な製法で、原料由来の力強い香りが特徴です。

各分類のなかで産地や法的規定によってさらに区別されるもののうち、代表的な6種類を紹介します。

| 分類 | 種類 | 原料 | 主産地 |
| --- | --- | --- | --- |
| グレープブランデー | コニャック | ぶどう | フランス・コニャック地方 |
| グレープブランデー | アルマニャック | ぶどう | フランス・ガスコーニュ地方 |
| グレープブランデー | ピスコ | ぶどう | ペルー・チリ |
| フルーツブランデー | カルヴァドス | りんご | フランス・ノルマンディー地方 |
| ポマースブランデー | グラッパ | ぶどうの搾りかす | イタリア |
| ポマースブランデー | マール | ぶどうの搾りかす | フランス |

次のセクションからは、それぞれの種類の定義と特徴を順に見ていきます。

![ブランデーの原料となるぶどう・りんご・さくらんぼが古い木のテーブルに並ぶ](/_emdash/api/media/file/01KSETMFK9AN1Z7611BSHVJV26.webp)

## グレープブランデー

ブランデーと聞いてまずイメージされるのが、ぶどう果汁を発酵させてワインにしたあと、そのワインを蒸溜して造るタイプです。ヨーロッパから南米まで広く造られており、代表的な銘柄としてコニャック・アルマニャック・ピスコの3種類があります。このほかスペインのブランデー・デ・ヘレスなども知られています。原料は同じぶどうでも、蒸溜方法や熟成の有無によって味わいは大きく異なります。

### コニャック

コニャックはフランス南西部・コニャック地方で造られるぶどうブランデーです。AOC（原産地呼称統制）による厳格な規定のもとに生産されます。主原料は白ぶどうのユニ・ブラン種で、単式蒸溜器（シャラント式）による2回蒸溜と、オーク樽での2年以上の熟成が義務づけられています。2回蒸溜によって雑味が取り除かれ、まろやかで上品な味わいに仕上がります。

生産地域はグランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュ、ボルドリーなど6つの産地区画（クリュ）に分かれています。土壌や気候の違いから、産地ごとに味わいの個性も変わります。長熟向きの繊細なタイプから、花の香りを強く感じるものまで幅広く、世界的に流通するぶどうブランデーの代表格です。

コニャックについては [コニャックの定義と特徴〜厳格な産地規定が生むブランデー〜](https://sakepo.com/columns/brandy-cognac) で詳しく解説しています。

### アルマニャック

アルマニャックはフランス南西部・ガスコーニュ地方で造られるぶどうブランデーです。AOC（原産地呼称統制）による厳格な規定のもとに生産されます。アルマニャック式と呼ばれる半連続式蒸溜器を使い、1回の蒸溜で製品になるのが特徴です。1回蒸溜のため香気成分が多く残り、力強く複雑な味わいに仕上がります。

産地はバ・アルマニャック、テナレーズ、オー・アルマニャックの3区画に分かれています。砂質土壌のバ・アルマニャックはフルーティーで繊細、粘土石灰質のテナレーズはコクが強くなると、土壌による違いが味わいに現れます。生産量は少ないものの、その個性的な味わいから愛好家に支持される通好みの銘柄として知られています。

アルマニャックについては [アルマニャックの定義と特徴〜単式蒸溜が生む力強いブランデー〜](https://sakepo.com/columns/brandy-armagnac) で詳しく解説しています。

### ピスコ

ピスコはペルーとチリの両国で造られるぶどうブランデーで、それぞれの国が原産地呼称（DO）による保護を受けています。両国で使用できるぶどう品種や蒸溜方法の規定が異なるため、同じピスコでも仕上がりの方向性が変わります。

ペルーのピスコは8品種のぶどうに限定され、単式蒸溜で製品アルコール度数まで1回で仕上げます。加水や樽熟成は原則として禁止されているため、無色透明で、ぶどう由来のフレッシュな果実香がダイレクトに感じられます。

チリのピスコは13品種のぶどうが認められ、複数回の蒸溜と加水によるアルコール度数の調整が可能です。樽熟成も認められており、ラウリやオークの樽で熟成させた琥珀色のタイプは、ウッディな香りと落ち着いた味わいが加わります。

ピスコについては [ピスコの定義と特徴〜無熟成で透明感あふれる南米のブランデー〜](https://sakepo.com/columns/brandy-pisco) で詳しく解説しています。

## ポマースブランデー

ワイン製造の過程で残る、ぶどうの搾りかす（果皮・種・果肉）を原料にするブランデーも、ヨーロッパには確立した伝統があります。果汁を絞ったあとに残る副産物を無駄にしないための知恵から生まれた製法で、原料由来の香りが強く出る個性的なお酒です。代表的な銘柄がイタリアのグラッパとフランスのマールです。

### グラッパ

グラッパはイタリアで造られる搾りかすブランデーで、EU規則により「グラッパ」の名称はイタリア産のみに許されています。原料は発酵後のぶどうの搾りかす（ヴィナッチャ）で、これを蒸溜して造られます。果汁を使わないため、搾りかすに残った皮や種の香りがストレートに現れるのが持ち味です。

熟成期間によってジョヴァーネ（無熟成）、アフィナータ（短期間の樽熟成）、インヴェッキアータ（12か月以上の樽熟成）などに分類されます。熟成が進むほど、樽由来の色と香りがまとわります。単一品種のぶどうから造る「モノヴィティーニョ」は、品種ごとの香りの違いを楽しめるタイプとして人気です。

グラッパについては [グラッパの定義と特徴〜搾りかすから生まれるイタリアブランデー〜](https://sakepo.com/columns/brandy-grappa) で詳しく解説しています。

### マール

マールはフランスで造られる搾りかすブランデーで、EU規則のもとに生産されます。フランス語では「オー・ド・ヴィー・ド・マール」と呼ばれ、原料はぶどうの搾りかすです。ワインの名産地ごとに造られるため、産地の個性がそのまま味わいに現れるのが特徴です。

マールの大きな特徴は、ワインの名産地ごとに地理的表示で保護された主要産地があることです。代表例としては、ブルゴーニュ産の「マール・ド・ブルゴーニュ」、シャンパーニュ産の「マール・ド・シャンパーニュ」、アルザスのゲヴュルツトラミネール種を使った「マール・ダルザス・ゲヴュルツトラミネール」などが挙げられます。産地のぶどう品種がそのまま味わいに反映されるのが魅力です。

マールについては [マールの定義と特徴〜搾りかすから生まれるフランスブランデー〜](https://sakepo.com/columns/brandy-marc) で詳しく解説しています。

## フルーツブランデー

ぶどう以外の果実から造られるブランデーで、りんごを原料とするカルヴァドスが代表格です。ほかにもさくらんぼのキルシュヴァッサーなど多様な種類がありますが、この記事ではもっとも有名なカルヴァドスを取り上げます。ぶどうが栽培しにくい冷涼な地域で発達した製法で、ぶどう系とはまったく異なる果実香を持つため、ブランデーのバリエーションを広げたい人に向いています。

### カルヴァドス

カルヴァドスはフランス北西部・ノルマンディー地方で造られるりんごブランデーで、AOC規定によって原料と製法が細かく定められています。製造工程ではまずりんご（一部は洋梨）を発酵させてシードル（りんご酒）を造り、これを蒸溜したあと樽で熟成させます。熟成期間は最低2年以上で、長熟のものは琥珀色が深まります。

AOC呼称は3つに分かれます。広域をカバーする「カルヴァドス」、ペイ・ドージュ地方限定で2回蒸溜が義務の「カルヴァドス・ペイ・ドージュ」、ドンフロン地方限定で洋梨30%以上を含む「カルヴァドス・ドンフロンテ」です。原料のりんごはビター・ビタースイート・スイート・サワーの4グループに分類され、ブレンドの比率によってりんごの甘みと酸味のバランスが変わり、銘柄ごとに個性のある味わいが生まれます。

カルヴァドスについては [カルヴァドスの定義と特徴〜りんごから生まれるブランデー〜](https://sakepo.com/columns/brandy-calvados) で詳しく解説しています。

![スニフターグラスに注がれた琥珀色のブランデーと柔らかな暖色の光](https://data.sakepo.com/uploads/2026/04/17/01_deco_amber_snifter_0179f28567.webp)

## 用途と好みで選ぶブランデー

6種類の違いを踏まえたうえで、どれを選ぶかは目的と好みで決めるのが近道です。はじめての1本としては、流通量が多く選択肢の豊富なコニャックが無難です。VSOPクラスから試せばまろやかで飲みやすく、ブランデーの基本的な味わいを掴めます。

すでにコニャックを飲み慣れていて別の個性を試したい場合は、より力強いアルマニャックや、りんご由来のフレッシュな香りを持つカルヴァドスが向いています。食後酒として食事を締めくくるなら、イタリア料理のあとにはグラッパ、フランス料理のあとにはマールやカルヴァドスがそれぞれの食文化と馴染みます。

変わり種を試したい人にはピスコが向いています。樽熟成をしていないため、いわゆるブランデーの琥珀色とは異なる透明な見た目で、ぶどうの香りをそのまま感じられます。ピスコサワーにすれば、カクテルベースとしての一面も楽しめます。

## まとめ

ブランデーは原料の違いによって、ぶどう果汁から造るグレープブランデー、りんごなどを原料とするフルーツブランデー、ぶどうの搾りかすを使うポマースブランデーの3つに大別されます。同じグレープブランデーでも、2回蒸溜と樽熟成で上品に仕上げるコニャック、1回蒸溜で力強い個性を残すアルマニャック、無熟成でぶどうの果実香をダイレクトに届けるペルーのピスコと、産地や製法によって味わいの方向性は大きく異なります。りんごのブレンドで個性が変わるカルヴァドス、品種の香りがストレートに現れるグラッパ、ワイン産地の個性を映すマールまで含めれば、選択肢の幅はさらに広がります。それぞれの特徴を手がかりに、ぜひ自分好みの一本を見つけてみてください。

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Source: <https://sakepo.com/columns/brandy-types-guide>