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title: 'ウイスキーの「ブレンデッド」が持つ複数の意味'
description: 'ウイスキーの「ブレンデッド」が持つ複数の意味を解説。ブレンデッドモルトは「複数蒸溜所のモルトのみ」、ブレンデッドウイスキーは「モルトとグレーンの調合」と、同じ「ブレンデッド」でも指すものが全く異なります。それぞれの正確な定義とラベルの読み方を知れば、ウイスキー選びがもっと楽しくなるはずです。'
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published_at: '2026-04-21T01:24:33.002Z'
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# ウイスキーの「ブレンデッド」が持つ複数の意味

> この記事では、ウイスキーの「ブレンデッド」という言葉が持つ複数の意味を解説します。ブレンデッドモルトやブレンデッドウイスキーなど続くワードによって「ブレンデッド」が指す内容は異なり、同じ言葉でも原酒の組み合わせ方が全く違います。それぞれの定義を知れば、ラベルを見ただけでどんなウイスキーかわかるようになるはずです。

## 「ブレンデッド」が指す2つの意味

ウイスキーのラベルには「ブレンデッド」という言葉がよく登場します。ブレンデッドウイスキー、ブレンデッドモルト、ブレンデッドグレーン。どれも「ブレンデッド」がついていますが、それぞれが指す原酒の組み合わせ方は異なります。

「ブレンデッド」は大きく2つの文脈で使われます。一つは同じ種類の原酒を複数の蒸溜所から集めて混ぜる場合、もう一つは異なる種類の原酒を混ぜる場合です。この2つの軸を理解すれば、ラベルに書かれた「ブレンデッド」が何を意味しているかを正確に読み取れます。

## 複数の蒸溜所を指す「ブレンデッド」

ブレンデッドモルトやブレンデッドグレーンの「ブレンデッド」は、同じ種類の原酒を複数の蒸溜所から集めて混ぜ合わせたことを示しています。ここでの「ブレンデッド」は原料や蒸溜方法ではなく、あくまで複数の蒸溜所をまたいでいることに関する言葉です。

### 「ブレンデッドモルト」「ブレンデッドグレーン」とは

「ブレンデッドモルト」は、複数の蒸溜所のシングルモルトだけを混ぜ合わせたウイスキーです。同じように、「ブレンデッドグレーン」は、複数の蒸溜所のシングルグレーンだけを混ぜ合わせたウイスキーです。スコッチでは原酒の組み合わせ方に関する法規定などがありますが、複数の原酒を混ぜ合わせるという大原則は変わりません。

蒸溜所ごとに原酒の個性は異なります。フルーティなもの、スモーキーなもの、ナッツのような香ばしさが特徴のものなど、その幅は広く、複数の蒸溜所の原酒を組み合わせることで、単一の蒸溜所では生み出せない味わいを実現しています。ブレンデッドモルトはシングルモルトと比べて流通量が少なく、ブレンデッドグレーンは一般の酒販店で見かける機会が限られています。

### 「ヴァッテッドモルト」「ピュアモルト」とも呼ばれる

ブレンデッドモルトは「ヴァッテッドモルト」とも呼ばれます。モルト同士を混ぜ合わせることを「ヴァッティング」と呼ぶことに由来します。また日本では「ピュアモルト」という表現も使われてきました。「ピュアモルト」はもともとモルト100%であることを示す言葉で、シングルモルトを含む広い意味で使われていましたが、シングルモルトという呼称が世界的に普及するにつれて、ブレンデッドモルトを指す言葉として定着していきました。現在は国際的に「ブレンデッドモルト」が主流の表記ですが、日本では竹鶴のように今も「ピュアモルト」を名乗る銘柄が存在します。

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## 異なる種類の原酒を混ぜる「ブレンデッド」

ブレンデッドウイスキーの「ブレンデッド」は、モルトとグレーンという異なる種類の原酒を混ぜ合わせたことを示しています。単純に「ブレンデッド」とだけ書かれている場合も、こちらを指します。

### 「ブレンデッドウイスキー」とは

ブレンデッドウイスキーの「ブレンデッド」は、モルト原酒とグレーン原酒を混ぜ合わせたことを示しています。単純に「ブレンデッド」とだけ書かれている場合も、こちらの「ブレンデッドウイスキー」を指します。モルト原酒が個性と複雑さを与え、グレーン原酒が軽やかさとなめらかさを加えるという構造です。多くの場合1つの製品に複数の蒸溜所の原酒が使われており、マスターブレンダーが原酒の配合を調整して銘柄ごとの味わいを一定に保っています。

### 配合比率に決まりはない

モルトとグレーンの配合比率に関する法的規定はありません。モルトの比率が高いほど蒸溜所ごとの個性が強くなる傾向があり、グレーンの比率が高いほど軽やかで飲みやすい味わいになる傾向があります。比率はブレンダーの設計次第で、それが銘柄ごとの個性を生み出しています。

### 「ブレンデッド＝格下」は誤解

「ブレンデッド」という言葉に対して、シングルモルトより質が低いというイメージを持つ人は少なくありません。確かに流通しているものを見ると、シングルモルトの方が高価格帯に多い傾向があります。これはシングルモルトが大量生産しにくく希少性が高いことと、ブレンデッドウイスキーにはコストの安いグレーン原酒が使われることが多いためです。

ただしこれは品質の差ではありません。ブレンデッドウイスキーは異なる個性を持つ複数の蒸溜所の原酒をどう組み合わせるかという高度な技術が求められます。また響のような高級ブレンデッドがシングルモルトを上回る価格で取引されるケースもあります。「シングル＝高品質、ブレンデッド＝低品質」という図式は必ずしも正確とは言えません。

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## まとめ

ウイスキーの「ブレンデッド」には、同じ種類の原酒を複数の蒸溜所から集めて混ぜる場合と、異なる種類の原酒を混ぜる場合の2つの意味があります。ブレンデッドモルトやブレンデッドグレーンでは「同じ種類の原酒を複数の蒸溜所から」、ブレンデッドウイスキーでは「モルトとグレーンを組み合わせた」ことを意味します。同じ「ブレンデッド」でも修飾する対象によって伝える情報は全く異なります。次にウイスキーを手に取ったとき、ラベルの「ブレンデッド」の後ろに続く言葉に注目すると、これまでと違った視点で選べるようになるはずです。「シングル」の意味について詳しく知りたい方は「[ウイスキーの「シングル」が持つ複数の意味](https://sakepo.com/columns/whisky-single)」をご覧ください。他のウイスキーの種類も知りたい方は「[ウイスキーの種類一覧〜原料・製法・産地で変わる味わい〜](https://sakepo.com/columns/whisky-types-guide)」をご覧ください。

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Source: <https://sakepo.com/columns/whisky-blended>